香港文物探知館(Hong Kong Heritage Discovery Centre):見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など
香港文物探知館は考古学と歴史的建造物の博物館で、香港市民の憩いの場・九龍公園にあります。このミュージアムがある建物は、1983年から1998年まで香港歴史博物館が置かれていました。
香港文物探知館の歴史・沿革
九龍公園は、イギリスの植民地時代にイギリス陸軍の駐屯地でしたが、1967年から返還が始まり1970年に公園として市民に開放されました。現在、香港文物探知館がある建物は、S61とS62と呼ばれる兵舎だったところで、1890年代に建築されたものです。この建物には1983年から1998年のおよそ15年間、香港歴史博物館が置かれていましたが、香港歴史博物館が新しい建物に移転した後、2003年に改装工事が行われ、2005年10月に香港文物探知館に生まれ変わりました。
香港文物探知館の概要と展示
香港文物探知館は、考古学的な文化遺産と歴史的建造物をテーマとした博物館で、こうした分野に関して収集・保存・保護、調査研究、教育普及することなどをミッションとしています。また、活動を通じて香港市民のアイデンティの確認や高揚も目指しているようです。
常設展示は「文物探索之旅(Explore Our Heritage)」をテーマとし、約1,000平方メートルのスペースに、考古学の実物資料が展示されているほか、実物資料と光や音の演出を組み合わせた体感型の展示などがあります。また、歴史的な建造物などに関する解説展示もありました。企画展示も行われています。
レクチャー・ホールや学習室、図書室などもあり、教育普及に関するさまざまなプログラムも行われています。
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香港文物探知館へのアクセス・行き方
九龍公園内にあります。MTR(地下鉄)・荃湾線(Tsuen Wan Line)の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)駅から歩いて4、5分ぐらいです。
ひとこと
規模はそれほど大きくはないですが、展示されている考古学資料はなかなかのもののようです。入館無料ですので、観光のついでに気軽に訪れてみるのも良いのではないでしょうか。九龍公園を散策するのもちょっと違った香港を感じられると思います。
info
香港文物探知館/Hong Kong Heritage Discovery Centre
- 訪問日: 2018年1月27日
- 開 館: 2005年10月
- 入館者数: -
- 所在地: 中国・香港(Kowloon Park, Haiphong Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon)
- アクセス: 九龍公園内。MTR(地下鉄)・荃湾線(Tsuen Wan Line)の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)駅から徒歩4、5分
- 入館料: 無料
- 開館時間: 月・火・水・金 10時~18時、土・日・祝日10時~19時、クリスマス・イブ及び旧正月前日 10時~17時
- 休館日 : 木曜日(祝日を除く)、旧正月の2日間
- 公式サイト : http://www.amo.gov.hk/en/hdc.php
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