アジア美術館 - コレクションが素晴らしいアジア全域を対象とするサンフランシスコにある美術館

アジア美術館/Asian Art Museum:概要、歴史、立地、行き方、展示、見どころ、感想、最新情報など

 

アベリー・ブランデージ氏のコレクションが出発点

この美術館は1966年に開館しました。コレクションはアベリー(エイブリー)・ブランデージ(Avery Brundage )氏の寄贈によるもの。その後も何回か寄贈されていますが最終的には7,700点を寄贈したようです。※最新情報:現在のコレクション総数は18,000点以上。

ブランデージ氏はシカゴで建設業を営んでいて財をなした方です。アジア美術を収集しはじめたきっかけは1927年に根付を購入したことだったとか。

このブランデージ氏はオリンピックに出場するような陸上選手で、後に第5代IOC会長にもなるような方です。美術館が開館したころはIOCの会長であった時です。

当初はデ・ヤング美術館に併設、2003年に現在地へ

美術館は、当初、ゴールデン・ゲート・パーク内のデ・ヤング美術館に併設されていたようですが、手狭になり2003年に現在地(元シビック・センター)にリニューアル・オープンしました。

ブランデージ氏がシカゴではなくサンフランシスコにコレクションを寄贈したのも、サンフランシスコが太平洋を挟んでいるとはいえアジアはお向かいさんだからという理由のようです。

この美術館は、日本や中国、韓国などの東アジア、インドなどの南アジア、東南アジア、西アジアなどアジア全般を広く扱っています。コレクション展示の紹介は美術館のこのページで見ることができます。

コレクション展示はかなり充実していると思います。また、企画展も興味深いものが開催されていますし、教育普及活動も積極的に行われているようです。

サンフランシスコに観光に行ってわざわざアジアの美術を見なくてもよいのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、どのような視点でアジアを見ているのかということをはじめ刺激を受けることも少なくありません。都合がついたら訪れてみるのもよいのではないでしょうか。

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※周辺の治安について

あくまで印象ですが、地下鉄(BART)駅から美術館まで歩いた感じでは、あまり良い雰囲気ではありませんでした。テンダーロイン地域のすぐ隣りでもありますので、念のため注意した方が良いと思います。

地図

 

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