上海城市歴史発展陳列館 - 体感的な展示で上海の近代史を知る

上海城市歴史発展陳列館

上海城市歴史発展陳列館(Shanghai History Museum or Shanghai Urban History and Development Museum:見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など

上海城市歴史発展陳列館は、上海のシンボル的なテレビ塔「東方明珠電視塔」にある上海の近代史を中心に紹介しているテーマパークのようなミュージアムです。

 

上海城市歴史発展陳列館の概要

テレビ塔「東方明珠電視塔(Oriental Pearl Tower)」は、いわば「上海の東京タワー」。二つの球体が印象的で、上海のシンボルになっています。上海城市歴史発展陳列館は、そのテレビ塔の1階にあります。

開館したのは2001年5月12日。上海歴史博物館と東方明珠電視塔の協働により誕生しました。

ちなみに、上海歴史博物館は、「上海歴史文物陳列館」の名で1984年に一般公開が始まり、1991年に移転した際に「上海市歴史博物館」の名前になりましたが、1999年に閉鎖され、長らく常設の展示スペースがない状態が続いたようです。

そんな上海市歴史博物館(Shanghai Municipal History Museum)ですが、ついに2018年3月、かつて上海レース・クラブ、上海博物館、上海図書館、上海美術館として使われてきた建物で常設展示スペースを持つ博物館として開館しました。場所は人民広場の近くです。私が上海を訪れた時はまだ工事中で、美術館のあと何ができるのかと思っていたのですが、歴史博物館だったのですね。

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テーマパークのような体感型展示

ここの展示は、歴史的な資料が数多く展示されているのではなく、体感型のテーマパーク的なもの。等身大のジオラマ(ウォーク・スルー・ジオラマ)やミニチュア、模型、映像、特殊映像などで上海の歴史が紹介されています。伝統的な博物館展示ではないですが、親しみやすいかたちで歴史に出会うことができると思います。

面積は約1万平方メートル。そこに約1,000の文化的な遺物と100の蝋人形が展示されているそうです。

展示内容は、上海の開港やアヘン戦争、南京条約など近代の上海の歴史が中心で、「車馬春秋(History of the traffic)」「城廂風貌(Features of the Old City)」「開埠掠影(Foreign Concessions and Stone-framed-door House)」「十里洋場(The Metropolis infester with Foreign Adventures)」 「海上旧跡(The Past Traces of Shanghai)」「建築博覧(Architecture collection)」の6つのテーマで構成されています。

上海城市歴史発展陳列館へのアクセス・行き方

上海のシンボルといえるテレビ塔「東方明珠電視塔」の1階にあるので、迷うことはないと思います。地下鉄2号線の陸家嘴(Lujiazui)駅からすぐです。

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ひとこと

思いのほか充実し見ごたえがある展示した。資料が並ぶ伝統的な博物館展示を期待すると違うと思われるかもしれませんが、観光スポットにあるミュージアムということを考えると、このような展示も良いかもと感じました。

この施設単独のチケットもありますが、展望スペースのチケットを購入すると、ここをあわせて見ることができます。

info

上海城市歴史発展陳列館/Shanghai History Museum or Shanghai Urban History and Development Museum

  • 訪問日: 2018年1月29日
  • 開 館: 2001年5月12日
  • 入館者数: -
  • 所在地: 中国・上海(1 Century Ave, LuJiaZui, Pudong Xinqu, Shanghai Shi)
  • アクセス:東方明珠電視塔の1階。地下鉄2号線の陸家嘴(Lujiazui)駅からすぐ
  • 入館料: 上海城市歴史発展陳列館の単独チケットは35元(大人・個人・当日)。展望スペースとのセット券あり
  • 開館時間: -
  • 休館 : -
  • 公式サイトなど  :  https://orientalpearltower.com/

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