今帰仁村歴史文化センター - 世界遺産・今帰仁城跡に隣接する郷土資料館

今帰仁村歴史文化センター:歴史、立地、行き方、展示、感想など

今帰仁村歴史文化センターは、いわゆる郷土資料館ですが、世界遺産の今帰仁城跡に隣接していて連携しています。

今帰仁城跡の入り口

今帰仁村歴史文化センターの歴史

今帰仁村歴史文化センターの開館は、1995年。開館以来、地道な研究活動も行われていて、その成果は、企画展や教育普及活動、出版物などで目にすることができます。また、学校との連携、地域に密着した活動も行われてきているようです。

今帰仁村歴史文化センターの立地

今帰仁村歴史文化センターは、世界遺産の今帰仁城跡に隣接しています。この歴史文化センターのチケットは、今帰仁城跡と共通となっています。チケットを購入する場所も、歴史文化センターではなく、グスク交流センターというちょっと離れたところで購入します。歴史文化センター単独のチケットもあるようですが、私は共通券を購入して今帰仁城跡と合わせて見学しました。

この歴史文化センターまでは那覇空港から車で2時間30分ぐらい(HPでは2時間45分となっています)です。

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郷土資料館としてオーソドックな展示

展示はいわゆる郷土資料館としてはオーソドックスなものだと思います。展示は「今帰仁の歴史」「今帰仁のムラ・シマ」「今帰仁の生活と文化」「今帰仁の遺跡」の4つから構成されています。村内の集落を紹介している「今帰仁のムラ・シマ」コーナーがやんばる地域の特性を表しているかもしれません。

こうした郷土資料館は地域に根差した活動を行うことが第一だと思います。その意味でこの歴史文化センターは頑張っているように感じました。一方で、せっかく今帰仁城跡に隣接しているのですから、例えば、VRとかARなどのデジタル系展示技術や大型映像などを活用し、よりわかりやすく興味を持ってもらいやすくして歴史や文化への理解を深めてもらうことも大切なような気がします。もちろん、この歴史文化センターの役割なのかどうかという議論はあると思います。予算の都合などもあるかもしれませんが、欧米のような寄付などの形で実現できれば村の負担は少なくて済むと勝手なことを思ったりしました。

 

info

今帰仁村歴史文化センター

・訪問日:2018年7月
・設 置:今帰仁村
・管理運営:今帰仁村
・所在地:沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5110
・アクセス:那覇空港から車で2時間45分程度
・開 館:1995年
・面 積:2,100㎡
・入館者数:126,012人(2007年度) 68,472人(2006年度)
・入館料:大人400円、小中高300円 団体割引など割引制度あり。観覧料は今帰仁城跡と歴史文化センターの共通券。歴史文化センターのみの利用の場合は150円
・開館時間:夏期(5~8月)8時~19時、通常期(1~4月・9~12月)8時~18時
・休館日:年中無休 臨時休館あり
・公式サイト: http://nakijinjoseki.jp/history-culture-center/