名護博物館 - 市民とともに作っている「やんばる」の素晴らしい地域博物館

名護博物館:歴史、立地、行き方、展示、見どころ、感想など

名護博物館は、地域に根差した活動が行われ、地域とともに歩んできた博物館として、知る人とぞ知る素晴らしい地域博物館です。

名護博物館の歴史

名護博物館は、旧市庁舎を改築し1984年に開館。資料収集は復帰前の1970年代から始まっていたようです。開館以来、地道で着実な資料収集・保存や調査研究、企画展・特別展、教育普及活動などが行われてきています。

2021年には新博物館をつくる計画もあるようです。

名護博物館の立地

名護市の中心部にあります。沖縄自動車道の許田インターからは10分ほど。沖縄美ら海水族館の行き帰りの途中にあり、遠回りしなくても気軽に立ち寄れます。すぐ近くには、オリオンビールの工場もあり見学もできます。便利なところにあります。

名護博物館のテーマと特徴

名護博物館のテーマは「名護・やんばるの自然と生活」。このテーマを基本に展示をはじめ博物館のさまざまな活動が行われています。

この博物館を特徴づけているのが、「ぶりでぃ(群れ手)」の考え方で、「みんなの手で創り上げる」ということを表現する言葉だそうです。実際、開館に際しても、子ども達が展示づくりに参加したり、いろいろなかたちで市民参加が行われてきているそうです。1階には市民の交流スペースのような場があるほか、市民などが文化活動の成果を発表できるギャラリーも設けられています。

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展示の特徴

展示は、民俗系と自然系の分野が主で、人と自然のかかわりを紹介することが中心です。歴史系の展示はあまりないようでした。

展示の特徴としては、展示づくりに市民が参加していることもありますが、ケース内に資料を展示するのではなく、オープン展示とか露出展示といわれる手法が採用されていることにもあると思います。また、実際に生物が飼育されているのも特徴かもしれません。

※展示室内は写真撮影ができなかったので写真がありません。

 

新博物館の計画があるのであまり維持管理には力を入れていないのかもしれませんが老朽化が進んでいます。それでも、おススメできるとても良い博物館だと思います。新博物館にも期待できますが、今の博物館を見ておくのも貴重なことだと思います。

 

info

名護博物館
・訪問日
:2018年7月
・設 置:名護市
・管理運営:名護市
・所在地:沖縄県名護市東江1-8-11
・アクセス:沖縄自動車道 許田インターより約10分
・開 館:1984年
・面 積:1,059㎡
・入館者数:-
・入館料:大人160円、大学生100円、小中高50円 団体割引など割引制度あり
・開館時間: 10時~18時
・休館日:毎週月曜日、年末年始、祝祭日、慰霊の日(6月23日)、ガスくん蒸実施期間、整理休館日(毎月第4木曜日)、その他展示替え等による臨時休館日 ※2018年2月から毎週火曜日も休館
・公式サイト : http://www.city.nago.okinawa.jp/4/3282.html