ダブリン城／Dublin Castle：見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など
ダブリン城は、正確にはミュージアムではありませんが、展示機能を有しているので紹介します。
ダブリン城の歴史
ダブリン城は、現在も大統領就任式などアイルランド政府の行事や式典、会議などに利用されていますが、1204年から1922年までの700年以上、イギリスの植民地・アイルランド支配の拠点、総督府として機能してきた要塞・城です。
イギリスの城が築かれる前は、バイキングの居留地で、今日でもその遺構を目にすることができます。
1684年に大火があり、城に大きな損害を与えたようですが、一部は現在でも残っているそうです。大火の後に再建され、中世の要塞建築からジョージア朝の建築様式に生まれ変わりました。
700年以上にわたるイギリスによる植民地支配の拠点だった場所だけに、アイルランド人にとっては複雑な思いの場所かもしれません。
ガイド・ツアーか自分で見学するか
見学方法は、ガイド・ツアーに参加するか、自分で巡るかを選びます。私は自分で見学しましたが、その場合、ステート・アパートメント（State Apartments）だけの見学となります。ガイド・ツアーだと歴史やエピソードなどを説明してくれるだけではなく、自分で見学する場合は見ることができないバイキングの遺構（Viking Excavation）と礼拝堂（Chapel Royal）も見学できます。ガイド・ツアーの所要時間はおよそ70分のようです。料金は3ユーロほどアップします。
なお、オーディオ・ガイドはないですが、日本語を含めて17か国語のパンフレットが用意されています。また、スマホのアプリもあるので、それを利用すると便利かもしれません。
＜広告＞
比較的シンプルな内装・調度品
お城というと、ついつい、まばゆいばかりの豪華絢爛さ、贅を尽くした室内・家具・調度を想像してしまいますが、もともと王の居城ではなく総督の居城、総督府だったためか、装飾的な美しさもあるのですが比較的、シンプルという印象を受けました。
ミュージアムとしても機能している居室（ステート・アパートメント）
居室には、数々の肖像画や天井画などの絵画、玉座をはじめとする装飾が美しい家具・調度品なども展示されています。
ダブリン城への行き方・アクセス
ダブリン市内の観光スポットは、比較的まとまっていて、徒歩圏内にあります。クライストチャーチ大聖堂からは4、5分、トリニティ・カレッジからは10分程度の距離です。
路面電車LUASだとレッド・ラインのJervis駅から徒歩10分程度。グリーン・ラインだと最寄り駅はSt Stephen’s Green駅になり、歩くと14、15分のようです。
最新情報：2018年8月、ローマ法王の訪問
2018年8月にローマ法王がダブリンを訪問されます。ローマ法王がアイルランドを訪れるのは1979年以来といいますから、およそ40年ぶり。カトリック教徒の多いアイルランドではきっと大歓迎でしょうね。
この訪問の際、ダブリン城も訪れるようで、ウエブ・サイトには8月23～26日まで閉館することが告知されています。
ダブリン城は政府の行事で使われているとのことですが、ローマ法王のご訪問に関してはどのような行事などが行われるのでしょうか？
＜広告＞
ひとこと
アイルランドの歴史を考えるうえでも、ダブリン観光では訪れたい場所の一つだと思います。また、時間に余裕があり、英語がある程度できるなら、ガイド・ツアーに参加するのも良いかもしれません。英語はともかくとして、自分で見学する場合は見られないところも見られるので、参加するのもありかもしれません（ツアー・ガイドや他の参加者などに迷惑をかけない程度の英語は必要だと思いますが）。
info
Dublin Castle
- 訪問日： 2017年12月2日
- 開 館： －
- 入館者数： －
- 所在地： アイルランド・ダブリン（Dame St, Dublin 2,Ireland）
- アクセス： 路面電車LUASレッド・ライン（赤線）のJervis駅から徒歩10分程度、バス停Temple Bar, Parliament Streetから徒歩3,4分程度
- 入場料： 7ユーロ（大人・個人・当日） ※ガイド・ツアー参加の場合は10ユーロ 割引制度あり
- 開館時間： 9時45分から17時45分（ウエブ・サイトに記載） ※訪問日当日に入手した日本語パンフレットでは、月－土は9時45分～16時45分、日は12時～16時45分となっています
- 休館日： 1/1、12/25-27 臨時休館あり ※日本語パンフレットではグッドフライデー（聖金曜日：復活祭前の金曜日）も休館となっています
- 公式サイト : http://www.dublincastle.ie/
【姉妹サイトの投稿記事】
訪問した日の旅行記です。
