アートサイエンス・ミュージアム(ArtScience Museum):見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など
アートサイエンス・ミュージアムは、屋上のプールが有名なマリーナ・ベイ・サンズにあるアートとサイエンスを融合させることを目指したミュージアムです。蓮の花をイメージした外観がユニークで、夜間はマリーナ・ベイ・サンズ全体が美しくライトアップされます。
マリーナ・ベイ・サンズにあるアートサイエンス・ミュージアム
日本でも何かと話題の統合リゾート(IR:Integrated Resort)。アートサイエンス・ミュージアムは、シンガポールの統合リゾートで屋上プールが有名な「マリーナ・ベイ・サンズ(Marina Bay Sands)」の一施設です。開館もマリーナ・ベイ・サンズの開業日と同じ2011年2月17日。マリーナ・ベイ・サンズは、今やマーラインと並ぶ、シンガポールの新しいランドマークといえるかもしれません。
アートサイエンス・ミュージアムの建物概要
蓮の花をイメージしたという特徴的な外観を持つ建物は、モシェ・サフディ(Moshe Safdie)の設計。モシェ・サフディはマリーナ・ベイ・サンズも設計しています(マリーナ・ベイ・サンズの屋上部分は船のデッキから着想したとか)。
花のところは「シンガポールへの歓迎の手」という人もいるようで、確かにいわれてみるとそう見えます。花びらの部分は「指」といわれ10本あります。先端には採光のための窓が設けられています。
建物の面積は約5,000平方メートルで、21の展示室があります。
アートサイエンス・ミュージアムのミッション
公式サイトによると、アートサイエンス・ミュージアムのミッション(使命)は、「アート、サイエンス、文化、テクノロジーが融合する接点を探究すること」です。そして、「イノベーションや新しいアイディアが生まれる、アートとサイエンスの交差点がここにあります。私たちはここを『未来を創造する場所』にしたい」と考えているそうです。
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変化する常設展示と国際的な巡回企画展
確かにミッションやこの施設の狙いは、展示にあらわれているように感じました。
開館時は違ったようですが、現在、常設展となっているのは「FUTURE WORLD:アートとサイエンスが出会う場所」。
これは、日本のチームラボが制作したもので、最低3年間は常設展示として機能するそうです。およそ1,500平方メートルに16のアーティスティックなインスタレーションがあり、体験型の展示やワークショップで楽しむことができます。展示は、適宜、更新され追加や変更もあるそうです。
とても人気があり、時間入場制になっています。予約がないと待つこともあるようです。
企画展は、自館で企画しているものもある一方で、他館で企画された国際的な巡回展も開催しています。連携先には大英博物館やロンドン科学博物館、アメリカ自然史博物館など世界的に著名なミュージアムが含まれています。著名な科学者や最先端科学に関する企画展も行われています。
私が訪れた時はロンドン自然史博物館(大英自然史博物館)の資料による企画展が行われていました。
さまざまなプロモーションやキャンペーン
公式サイトを見ると、シンガポール航空利用者は入館料が割引になるプロモーションが行われています(2018年10月1日〜2019年3月31日)。面白い試みです。また、子ども用チケットで入館した場合は、指定レストランでお子さまの食事が無料になるキャンペーンも行われています(2018年12月15日〜2019年3月31日)。親・保護者の食事代は有料でしょうから十分採算に合うのでしょうね。そのほかにも企画展と連動したレストラン・メニューなどもあるようです。
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アートサイエンス・ミュージアムへのアクセス・行き方
MRT(地下鉄)・ダウンタウン線(Downtown Line)・サークル線(Circle Line)のベイフロント(Bayfront)駅から歩いて10分ぐらいです。
ひとこと
FUTURE WORLDで子どもたちが楽しそうにしているのがとても印象的でした。
チームラボの作品は、以前、日本科学未来館の企画展で見たことがあり、とても人気だったのを覚えています。現在、お台場にはチームラボの常設館もありますが、インタラクティブに楽しめるデジタル系ミュージアムは、旬なんでしょうね。
このミュージアムは、マリーナ・ベイ・サンズのアトラクションとしても機能しているようです。
info
アートサイエンス・ミュージアム/ArtScience Museum
- 訪問日: 2018年1月23日
- 開 館: 2011年2月17日
- 入館者数: -
- 所在地: シンガポール(6 Bayfront Ave, Singapore 018974)
- アクセス: MRTのDowntown LineまたはCircle LineのBayfront駅から徒歩約10分
- 入館料: FUTURE WORLD だけを見る場合は19シンガポール・ドル(大人・個人・当日・外国人) ※参考:シンガポール人・永住者は16シンガポール・ドル
- 開館時間: 10時~19時
- 休館日: 無休
- 日本語公式サイト : https://jp.marinabaysands.com/museum.html
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訪問した日の旅行記です。