インド博物館/Indian Museum, Kolkata:見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など
コルカタにあるインド博物館は、1814年に設立されたインドを代表する総合博物館で、考古学、美術、人類学、地質学、動物学、植物学の6部門があります。この博物館は200年以上の歴史を持つインド最古の博物館であるとともに、最大の博物館といわれています。
インド博物館の歴史・沿革
インド博物館の設立主体となったのは、1784年にコルカタで設立された学術研究機関のベンガル・アジア協会(The Asiatic Society of Bengal )で、 1796年に博物館をつくることが計画されはじめました。1808年に政府が施設を提供し、建設が具体的に進み、1814年2月2日に「アジア協会博物館(Asiatic Society Museum)」として開館しました。その後、博物館は「帝国博物館(Imperial Museum)」となりさらに現在の「インド博物館(Indian Museum)」になりました。また、地元では“Jadughar”とか“Ajabghar ”の名前でも親しまれているようです。
部門の拡充やコレクションの充実とともに当初の建物が手狭となったことから、1867年から現在の建物の建設が始められ1875年に完成しました。この建物に博物館が移転し開館したのは1878年のことです。ちなみに、開館の1814年から1878年までの建物は現在より300mほど南のパーク・ストリートにあり、現在でもアジア協会の建物として使われています。
インド博物館のコレクションと展示
25の展示室に考古学、美術、人類学、地質学、動物学、植物学の6部門の展示があります。展示室は3フロアに分かれていますが、3階は2016年にできた民族的なマスクの展示室があるだけなので、実質的には1階と2階の2フロアです。チケットのサイズが大きめで裏がフロア・マップになっているので、見学の参考になると思います。
インド最大とうたわれるだけあって、展示資料はかなり充実していて見ごたえがあります。
展示方法は実物資料の陳列的な展示が中心。ガンダーラ美術やブッダガヤをはじめインド各地からの発掘品、絵画や装飾美術、動植物のはく製や標本など多種多様なものが展示されています。解説パネル、模型、映像、情報系・PCはあまり使われていません。
なお、2004年3月末時点で102,646 点あまりを収蔵していたようです。
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インド博物館へのアクセス・行き方
地下鉄のパーク・ストリート(Park Street)駅から歩いて5分ぐらいです。
モイダン公園を道路を挟んで向かい側にあります。ヴィクトリア記念堂からだと、モイダン公園を散歩しながら30分ぐらいです。
ひとこと
とても幅広い分野の展示がされていました。年間入館者数はわからないのですが、学校団体も多かったですし、かなり多くの入館者数があるものと思われ、インドの重要なミュージアムであることは間違いなさそうです。コルカタを訪れた際にはぜひ見たい博物館です。
インド博物館はモイダン公園に沿うように南北に走っているチョウロンギ(Chowronghee)通りとバック・パッカー向けの宿が多いサダル・ストリートの交差点あたりにあります。サダル・ストリート周辺では詐欺などが発生しているようです。ご注意ください。
info
インド博物館/Indian Museum, Kolkata
- 訪問日: 2018年1月20日
- 開 館: 1814年2月2日
- 入館者数: -
- 所在地: インド・コルカタ(27, Jawaharlal Nehru Road, Park Street, Kolkata, West Bengal 700016)
- アクセス:地下鉄のPark Street駅から徒歩約5分
- 入館料: 500ルピー(大人・個人・当日・外国人) ※参考:インド人料金は、20ルピーです
- 開館時間: 3-11月 10時~17時、12-2月 10時~16時30分
- 休館日: 月曜日、Republic Day ( 1/26)、Holi Festival、Independence Day (8/15)、 Mahatma Gandhiji’s Birthday (10/2)、Dusshera or Vijaya Dashami、Diwali、Id-ul-fitr
- 公式サイト : https://indianmuseumkolkata.org/
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訪問した日の旅行記です。