上海当代芸術館 - 人民公園内にある多彩な企画展が行われている私設の現代美術館

上海当代芸術館

上海当代芸術館(MOCA Shanghai:Museum of Contemporary Art Shangha):見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など

上海当代芸術館は、非営利の独立した現代美術団体が設立・運営している現代美術館で、さまざまなテーマの企画展が行われています。

 

上海当代芸術館の沿革・概要

上海当代芸術館は中国初の民間の現代美術館として2005年に開館しました。

その狙いは、世界中から卓越した芸術作品を集め、中国や世界のアーティストの作品を見せる場、基盤となることにあります。また、現代美術の新しいトレンドを涵養することや若手アーティストを支援すること、アーティストと社会の懸け橋となることをミッションとしています。

この美術館は、租界時代に競馬場だった人民公園の一角にあり、もともとは温室だったところを改装したものです。延床面積は4,000平方メートル。1階と2階の展示スペースを合わせると約1,800平方メートルで、他に3階の300平方メートルも展示に活用できます。オリジナル・グッズもあるショップや公園の見晴らしが良いレストランもあります。

多彩な企画展

この館はコレクションを所蔵するのではなく、内外の現代美術やデザイン、ポップ・カルチャーなどの企画展を行うことを基本としているようです。私が行ったときは、Happer’s Bazaarというファッション雑誌の創刊150周年記念の企画展「破界(Breaking Boundaries)」が開催されていました。

過去には、草間彌生などの海外の巨匠といえる現代美術の作家展、フェラガモやシャネルなどのデザイン系企画展、アニメなどのポップ・カルチャー系企画展など多彩な企画展が行われているようです。

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上海当代芸術館へのアクセス・行き方

地下鉄1号線・2号線・8号線の人民広場(People’s Square)駅から歩いて8分ぐらいです。人民公園の一角にあります。

 

ひとこと

上海の街中の喧騒と打って変わって公園の中にある静かな佇まいの美術館でした。

大きな美術館ではなく、どちらかというとコンパクトなものです。しかし、取り組んでいる企画は、精力的でエッジがきいているものだと思います。

上海にはもう一つ、元発電所を改装した現代美術専門の大型美術館「上海当代芸術博物館」がありますが、そことは違った趣があって興味深いところです。

info

上海当代芸術館/MOCA Shanghai:Museum of Contemporary Art Shanghai

  • 訪問日: 2018年1月30日
  • 開 館: 2005年
  • 入館者数: -
  • 所在地: 中国・上海(Gate 7 People’s Park, 231 Nanjing West Road, Shanghai)
  • アクセス:地下鉄1号線・2号線・8号線の人民広場(People’s Square)駅から徒歩約8分
  • 入館料: - (20元?)
  • 開館時間: - (10時~18時?)
  • 休館 : -
  • 公式サイト  http://www.mocashanghai.org/

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