アイルランド国立博物館:考古学館 - コンパクトにアイルランドの考古・歴史がわかる

アイルランド国立博物館:考古学館/National Museum of Ireland – Archaeology:見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など

 

沿革・歴史

もともとは、アイルランドがイギリスの支配下にあった時代の1877年にthe Dublin Science and Art Museum 法によって設立され、その後、国立博物館の一部門の考古学博物館として独立的に機能するようになったようです。1890年には博物館用の建物が完成し一般公開が始まっています。

公式ウエブ・サイトによると、現在、National Museum of Ireland(アイルランド国立博物館)は、Archaeology(考古学)、Decorative Arts & History(装飾美術)、Country Life(田園生活)、Natural History(自然史)の4部門の博物館から構成されているようです。なお、国立のミュージアムには、他に美術館などもあります。

装飾的で美しい建物

建物は2フロアで、大きな建物ではありませんが、随所に美しい装飾が施されています。また、床のモザイクタイルもとてもきれいでした。

展示の概要

アイルランドの考古学に関するミュージアムで7,000年前からの遺物などを展示しています。考古学の名前がついていますが、有史以降、中世の歴史などに関する展示も充実していて、実質的には考古・歴史博物館だと思います。

目玉的な展示は、8世紀に作られた金細工の「タラのブローチ」「アーダの聖杯」。他にも数々の金細工が展示されていて、どれもとても美しいものでした。また、ミイラなどのエジプト考古学に関する展示やギリシア・ローマ時代に関する展示など、欧米のミュージアムでは定番といってもいいような展示もありました。また、正確にはアイルランドは北海沿岸国ではないですが、北海沿岸国によくみられるヴァイキングに関する展示もありました。

子どもたち用のワークシートも準備されていましたし、館内ガイドツアーも行われているようです。

なお、解説などは、アイルランド語と英語が併記されていました。アイルランド語は日常的にはあまり使われていないようですが、やはりこういう場所では大切にされているようです。

 

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行き方・アクセス

ダブリンの中心部にあります。“ダブリンの上野”ともいうような、リフィー川南側の国立博物館:自然史博物館や国立美術館、国立図書館などがまとまっている地域にあります。鉄道の最寄り駅は、ピアース駅(Pearse駅)で徒歩10分程度のようです

ひとこと

ここは展示室がたくさんあるような大規模博物館ではないので、ざっと見るだけならさほど時間はかからないかもしれません。もちろん一つひとつの展示物をじっくりみれば、いろいろ興味深いものが発見できそうです。

info

National Museum of Ireland – Archaeology

  • 訪問日:2017年12月2日
  • 開 館:1877年設立?
  • 入館者数:-
  • 所在地:アイルランド・ダブリン(Kildare Street Dublin 2, Ireland)
  • アクセス: ピアース駅(Pearse駅)から徒歩10分程度
  • 入館料:常設展無料
  • 開館時間:火-土 10時から17時、日 14時から17時
  • 休館日:月曜日、金曜日(Good Friday:復活祭前の金曜日)、クリスマス
  • 公式サイト : https://www.museum.ie/Archaeology

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