チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧ヴィクトリア・ターミナス駅) – 美しく活気があるインドの世界遺産の駅舎

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧ヴィクトリア・ターミナス駅)

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧ヴィクトリア・ターミナス駅)/Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus):概要、歴史、見どころ、アクセス・行き方、感想など

かつてはヴィクトリア・ターミナス駅と呼ばれたチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(CTS)駅は、古くから発展してきたフォート地区にあり、2004年に登録された世界遺産(文化遺産)です。現在も現役の駅でインド最大の乗降客数を誇ります。

 

ムンバイの概要

かつては「ボンベイ」と呼ばれ、そちらに馴染んでいる人も多いと思いますが、ポルトガル人が入植する前の名前「ムンバイ」に1995年から改められました。「ムンバイ」は漁師たちが信仰していたヒンドゥー教の女神「ムンバーデーヴィー(異名:ムンバ)」の名前に由来するようです。ちなみに「ボンベイ」という名前はポルトガル語の「ボン・バイア(良港)」に由来するという説があるようですが、個人的には、「ムンバイ」がポルトガル語化する時になまっただけのような気がしてしまいます(あくまで個人の想像と印象です)。

もともとは7つの島からなる漁師が住む小さな村だったムンバイは、1534年にポルトガル領、1661年にイギリス領となりました。1668年に東インド会社の拠点がおかれ、街は次第に発展し大きくなっていきました。これに伴い埋め立てや干拓により島は完全につながり今は7つの島だったことはわかりません。

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅はイギリス植民地時代の19世紀の姿を残す貴重で重要な一つの世界遺産ですが、その他にもムンバイには19~20世紀に建てられた建物が数多く残っています。これらは「ムンバイのヴィクトリアン・ゴシックとアール・デコの遺産群」として、2018年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。

現在、ムンバイはインドの商業、金融、貿易の中心地で、映画産業や工業も盛んな活気あふれる都市です。人口は優に1千万人を超えるインド最大級の都市です。一方、都市問題もあり、映画「スラムドッグ$ミリオネア」の舞台ともなっているスラムもムンバイの一つの姿です。チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅でもロケが行われたようです。

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たくましく生きるスラムの子どもたちの姿は感動的です。純愛の物語としてもステキです

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の歴史と概要

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅は1878年に着工し1888年に完成した駅舎で、イタリアの中世末期をモデルにした格調高く壮麗なヴィクトリア・ゴシック様式とインドの宮廷などに見られる伝統的な建築様式を融合させているのが特徴です。設計したのはイギリス人のF.W.スティーブンス。

完成した時は、イギリスの植民地時代でヴィクトリア女王の治世下だったので、当初はヴィクトリア・ターミナス駅という名称でしたが、1996年(1998年?)にチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅に改められました。この名前は、植民地化される前の17世紀にこの地域を治めたマラーター王国の王チャトラパティ・シヴァージー (Chhatrapati Shivaji) にちなんでいます。正式名称は長いので、普段は頭文字から“CST”と略して呼ばれることも多いようです。また、ヴィクトリア・ターミナス駅からの“VT”という略称もあります。

インド鉄道の発祥地で、第1号列車がこの駅から出発したそうです。現在でも、長距離列車や郊外列車の拠点駅として機能し、インド最大の乗降客数を誇っています。

訪れていないので正確なことがわからないのですが、「地球の歩き方」によると、Heritage Museumが駅舎内にあるようです。世界遺産登録を記念したものかもしれません。15時から17時までで土日祝は休館(月曜から金曜まで開館)、入館料は200ルピーのようです。

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チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の立地

ムンバイのフォート地区と呼ばれる18世紀にイギリスが砦を築いた地域にあります。

ひとこと

とても美しい駅でしたが、インドらしい活気と喧騒がいっぱいの駅でした。駅にいるだけでなんかワクワクしてしまいます。

ただ悲しいことに、少し前の話ですが2008年11月にムンバイで同時多発テロが発生し、タージマハル・ホテルなどとともにCTS駅もテロの対象となってしまいました。個人ではなかなか防ぎようがない側面もありますが、国際情勢には注意が必要なことは確かでしょう。

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info

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧ヴィクトリア・ターミナス駅)/Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus)

  • 訪問日 : 2018年1月10日
  • 所在地 : インド・ムンバイ(Chhatrapati Shivaji Terminus Area, Fort, Mumbai, Maharashtra 400001)
  • アクセス : 日本(東京)からムンバイまでは直行便で10時間ぐらい。空港から市内まではタクシーなど車で1~2時間(渋滞状況よります)
  • 登録年 : 2004年
  • 登録区分 : 文化遺産
  • 開 館 : -
  • 入館者数 :-
  • 入場料 : 駅のため入場料はありません
  • 開館時間 : -
  • 休館日 : -
  • ユネスコ世界遺産センターURL : https://whc.unesco.org/en/list/945/

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