ニューヨーク市消防博物館/New York City Fire Museum:概要、歴史、展示、見どころ、アクセス・行き方、感想、最新情報など
ミッションと歴史
ニューヨーク市消防博物館は、ニューヨークの消防をテーマとした、どちらというと小さなミュージアムです。
そのミッションは、ニューヨークの消防に関する歴史・文化的な資料を収集・保管・展示するとともに、特に子どもたちへの防災教育ということにあるようです。
The mission of the New York City Fire Museum is to collect, preserve and present the history and cultural heritage of the fire service of New York and to provide fire prevention and safety education to the public, especially children.
歴史はなかなか古く、1934年に、ロング・アイランドで、消防大学校ミュージアム(the Fire College Museum) として開館したことにさかのぼるようです。その後、何度か移転したようですが、現在の場所へ1987年に移転しました。
展示と教育普及プログラム
このミュージアムでは、そのミッションにあるように、ニューヨークの消防の歴史・文化に関する資料を中心に展示しています。また、9/11でお亡くなりになった343名の消防士に関する展示もあります。ワールド・トレード・センターの倒壊などで343名もの消防士が犠牲になっていることに驚かされます。
じっくり見ていくとなかなか興味深い発見がいろいろできます。テーマは特化しているかもしれませんが、こうした資料をきちんと収集・保管し公開する場所があるということはとても大切なことだと思います。
アパートの部屋を再現した空間で煙や暗さを体験できる、子どもたちへの教育普及プログラムも行っているようです。
入館者数は年間4万人ぐらいのようですので、その意味でも規模は大きくはないかもしれませんが、とても意義あるミュージアムだと思います。
ニューヨーク市消防博物館へのアクセス・行き方
ミュージアムの場所は、マンハッタンの南部、ロワー・マンハッタンにあります。地下鉄駅(Spring Street、Houston Street、Canal Streetなど)から徒歩数分です。
観光ではなかなか行かないミュージアムかもしれませんが、こうした小さなミュージアム巡りをテーマとしたニューヨーク観光も良いかもしれません。
info
the New York City Fire Museum
・訪問日:2017年11月28日
・所在地:アメリカ・ニューヨーク(278 Spring St, New York)
・アクセス:地下鉄CまたはE線 Spring Street駅、1番線 Houston Street駅など
・開 館:1934年
・入館者数:4万人
・入館料:8ドル(大人・個人・当日)
・開館時間:10時から17時
・休館日:1月1日、イースター、メモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日、5月最終月曜日)、独立記念日(7/4)、レイバー・デー(労働者の日、9月第1月曜日)、コロンブス・デー(10月)、ヴェテランズ・デー(復員軍人の日、11月11日)、サンクスギビング(感謝祭、11月第4木曜日)、クリスマス(12/25)
・公式サイト : http://www.nycfiremuseum.org/
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