ニューヨーク市立博物館-日本では考えにくい展示構成やおしゃれなデザインが素晴らしい市立博物館

ニューヨーク市立博物館/The Museum of The City of New York:概要、歴史、展示、見どころ、アクセス・行き方、感想、最新情報など

有名な博物館ではないので、観光で訪れる人は少ないかもしれませんが、“ニューヨーク”についていろいろな角度から学ぶことができ、ニューヨークを深く知りたい人にはぴったりの博物館です。

 

ニューヨーク市立博物館の歴史

ミュージアム・マイル”と言われるセントラル・パーク東側の5thアベニュー。ニューヨーク市立博物館は、この通りのかなり北側に位置していいます。若い女性に人気だった「ゴシップ・ガール」というドラマにも使われたとか。

この博物館は、ヘンリー・コリンズ・ブラウンというスコットランド出身の作家によって、1923年に設立され、開館時はグレーシー・マンション(Archibald Gracie Mansion)にありました(住所は、E 88th St & East End Ave)。この建物は、現在、ニューヨーク市長公邸となっています。そして、ここが手狭になったようで1932年に現在の建物に移転しました。

その後、資料収集も精力的に行われ、現在は、およそ75万もの資料を収蔵しています。

多彩な切り口の展示

このミュージアムは、当たり前ですが、“ニューヨーク”という都市に特化し、さまざまな角度からニューヨークが理解できるようにスポットがあてられています。このような展示構成は日本の郷土博物館、郷土資料館では見られないとてもユニークなものです。

The Museum of the City of New York fosters understanding of the distinctive nature of urban life in the world’s most influential metropolis. It engages visitors by celebrating, documenting, and interpreting the city’s past, present, and future.

1階は通史

1階は、いわゆる通史展示です。大きくは3つのパートに分かれています。Port Cityのコーナーが1609年から1898年まで、World Cityは1898年から2012年までを扱っています。私が訪れた日は、なぜか午前中はクローズでした。展示替えか何かだったのでしょうか。1階にはFuture City Labというインタラクティブな装置を使って今後の、そして未来のニューヨークを考えるコーナーもありました。

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2階と3階は出色のテーマ展示

出色なのは2階と3階の展示です。ニューヨークの特徴を表すテーマをピックアップして展示しています。そのテーマは日本ならいろいろと「忖度」してやらないテーマもありそうです。この建物は元々は大金持ちの住宅で、居室単位でテーマ展示室になっているようです。

アート(パブリックアート)、女性やマイノリティ、LGBTなどの活動や運動、女性の政治参加、ファッション、銀器などのテーマがあります。

デザインもとてもおしゃれな感じでした。横文字のグラフィックはかっこよく見える傾向があるのですが、それを差し引いてもとても良いデザインでした。

映像シアター(地階)

地階ではTimescapesというニューヨークの歴史がわかる映像を上映していました。この映像もなかなか良かったです。

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教育普及プログラム

教育普及プログラムも積極的に行われているようです。2年に1度、公表されているアニュアル・リポートによると、2年間(たぶん)で、139プログラムが行われ、27,705人の参加者があったようです。

エントランスホールでダンスのプログラムが行われていました

私がお邪魔した時には、ダンスのプログラムが行われていました。

なお、アニュアル・レポートは、こちらから見ることができます。https://www.mcny.org/about

アクセス・行き方

ニューヨーク市立博物館の最寄り駅は、地下鉄6番線 103 Street駅、2番線・3番線 110 Street駅などで、歩いて数分です。

グッゲンハイム美術館からは歩いて15分ぐらいですので、セントラル・パークの横をのんびり散歩しながら歩いてみるのもいいかもしれません。

見どころがいっぱいのニューヨークですから、ここまでなかなか足を伸ばせないかもしれませんが、2度目、3度目のニューヨーク旅とかちょっと時間が空いた時などにはわりとおススメのミュージアムです。

info

The Museum of The City of New York