アイルランド国立美術館/National Gallery of Ireland:見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など
アイルランド国立美術館の歴史
公式ウエブ・サイトによると、アイルランド国立美術館は1854年8月の法律によって設立されました。一方、開館は、館内に設置されている年表によると、1864年のようです。
ウイキペディアの記述では、ウィリアム・ダーガン(William Dargan)という鉄道王が1853年に産業展示会を開催した時の収益と所有していたコレクションを元にしたとあります。開館時は120作品程のコレクションだったそうです。
アイルランド国立美術館のミッション
ウエブサイトにOur Missionとして次のことが記載されています。
「私たちのミッションは、美術を大切にし、理解し、育み、展示することにあり、それは国立美術館を美術に出会うための刺激的な場所にすることで実現します」
Our mission is to care for, interpret, develop and showcase art in a way that makes the National Gallery of Ireland an exciting place to encounter art.
~ウエブ・サイトより~
コレクション・展示
14世紀から今日に至るまで西欧の美術作品16,300点以上をコレクションしているようです。
いうまでもなくアイルランド人作家の作品も所蔵していますが、レンブラントやカラヴァッジオ、モネ、ピカソなどの有名な作家の作品もあるようです。ただ、こうした有名な作家の作品でも誰もが知っているような超有名作品を持っているかというと、そうではなさそうでした。近年では、カラヴァッジオの「キリストの捕縛」という作品がダブリンの修道会で発見されここで展示されたのが話題になったようです。
作品は白い壁、いわゆるホワイト・キューブではなく赤や青の壁に展示されているところがあり、私には新鮮で興味深かったです。
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建物
増築されたためか、動線が少しわかりにくいところがありましたが、空間自体は気持ちよいもので、作品と快適に対話できると思います。
立地・アクセス
ダブリンの中心部にあります。リフィー川南側の国立博物館やトリニティ・カレッジの近くです。鉄道の最寄り駅は、ピアース駅(Pearse駅)で徒歩5、6分のようです。
ひとこと
超巨大な美術館というわけではないので、観覧にそれほど長い時間はかからないと思います。構えることなく気軽に訪れ、ゆっくりとした時間を過ごすのにちょうど良い美術館、身近に感じられる敷居の低い、地域に溶け込んだ美術館という印象・感想でした。
info
National Gallery of Ireland
- 訪問日:2017年12月2日
- 開 館:1854年設立、1864年開館
- 入館者数:75万人
- 所在地:アイルランド・ダブリン(Merrion Square West & Clare Street Dublin 2, Ireland)
- アクセス: ピアース駅(Pearse駅)から徒歩5、6分
- 入館料:常設展無料
- 開館時間:月-土(木除く)9時15分から17時30分、木 9時15分から20時30分、日 11時から17時30分
- 休館日:聖金曜日(Good Friday:復活祭前の金曜日)、12/24-26
- 公式サイト : https://www.nationalgallery.ie/
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