ミラノ市立近代美術館 - 貴族の邸宅でゆっくり作品を鑑賞できる美術館

ミラノ市立近代美術館:Galleria d’Arte Moderna Milano - 見どころ、概要、歴史、アクセス・行き方、展示、感想など

ミラノ市立近代美術館は貴族の館として建てられた建物にある美術館で、19世紀の美術作品などをゆっくりと鑑賞できます。

 

建物の歴史

ミラノ市立近代美術館がある建物は、1790年から1796年にかけてルドヴィーコ・バルビアーノ・ディ・ベルジョイオーゾ(Lodovico Barbiano di Belgiojoso)伯爵の私邸として建設されました。しかし、1796年にミラノがフランスの支配下になった影響を受け、邸宅は完成直後に、後にナポレオンの妹と結婚するフランス軍の総督ジョアシャン・ミュラ(Gioacchino Murat)の住まいとなりました。その後もナポレオンに献上されたりしながら、この邸宅は有力者の住まいとして歴史を積み重ねてきました。そのためか、上品なたたずまい、雰囲気を現在でも感じることできます。イタリア統一後は、放置された時期もあったようですが、1920年に国の所有となり改装が行われ、1921年に近代美術館が移転してきました。

近代美術館の歴史・コレクション・展示

近代美術館は1903年に設立され、もともとはスフォルツァ城内にありましたが、1921年にこの建物へ移転しました。

現在、コレクションはおよそ4,000点。イタリアとヨーロッパの18世紀から20世紀にかけての絵画を中心とした作品を所蔵しています。

建物は3フロアあり、1階が受付関係と企画展示室、2階が19世紀の美術、3階はグラッシ・コレクションとヴィスマラ・コレクションの展示となっています。展示室は1階に6室、2階に30室(うち1室は舞踏ホール)、3階に12室あります。2階には500作品ほどが展示されているそうです。

ちなみに、グラッシ・コレクションはグラッシ(Grassi)家から寄贈された東洋の古い作品やマネ、ゴッホなどを含む19世紀作品などのコレクションで、ヴィスマラ・コレクションはヴィスマラ(Vismara)家から寄贈されたピカソなどを含む20世紀作品などのコレクションです。

この館の展示の特徴・見どころは、新古典主義(ネオ・クラシズム)、ロマン主義、スカピリアトゥーラ派(イタリアの19世紀後半の文学運動)、リアリズム、ディビジョニズム、象徴主義など19世紀を中心とした美術が概観できることにありそうです。

<広告>

ミラノ市立近代美術館へのアクセス・行き方

地下鉄1号線のパレストロ(Palestro)駅から歩いて約2分です。ブレラ絵画館からだと歩いて15分ぐらいです。ミラノ自然史博物館はすぐ近くで歩いて4分ぐらいです。

ひとこと

ここは作品も素晴らしいのですが、建物の洗練された上品さと優美さで雰囲気がとてもよかったです。さすが、有力者の住まいとなってきた歴史ある建物です。この館の前に広がるイギリス風の庭園もきれいでした。舞踏ホールでは現在でもコンサートが開かれたりするようです。このような場所で聞くときっといい感じでしょうね。

この美術館を紹介するサイトで、入館無料と書いてあるところもありますが、現在は、有料のようです。ただ、無料日などもあるようですので美術館のホームページをチェックしてもいいかもしれません。

info

Galleria d’Arte Moderna Milano

  • 訪問日: 2017年12月23日
  • 開 館: 1903年(現在地への移転は1921年)
  • 入館者数: -
  • 所在地: イタリア・ミラノ(Via Palestro 16, 20121 Milan)
  • アクセス:地下鉄1号線のパレストロ(Palestro)駅から徒歩約2分
  • 入館料: 5ユーロ(大人・個人・当日) ※各種割引制度あり
  • 開館時間: 9時~17時30分
  • 休館日: 月曜日、1/1、イースター・マンデー、5/1、12/25
  • 公式サイト : http://www.gam-milano.com/

【姉妹サイトの投稿記事】

訪問した日の旅行記です。